7畳の部屋に住んでいて、生活するごとに物が増えていき部屋が手狭だと感じる日々が続いた。
そんな時に、マンガの買取サービスの記事をインターネットで見つけた。
そのサービスは、段ボールも提供してくれて、自宅まで郵送を取りに来てくれるものだったため、「自宅にいながら、不要なマンガを廃棄できるのであれば」という軽い気持ちになり、マンガを売る気持ちが固まった。
実際に、箱詰めをしてみると、段ボール3箱分にもなった。
箱詰めの作業をしながら自分には、こう言い聞かせていた。
「このマンガは、このまま売らずに部屋に置いていても、読む機会は訪れない」と。
事実、それらのマンガは、ただのインテリアと化していて、手にとって読んだのは購入して1回だけだった。
部屋から不要なマンガがなくなり、多少は手狭な感じが解消されたが、ふと思うことがある。
それは、なぜ、あのマンガを高いお金をかけて購入していたのかということ。
今ではマンガを一切買わないようになったが、そういう思考に至った理由にはマンガ喫茶の発展も無関係ではないように思える。